米政府、シリア政権側の化学兵器使用を断定 反体制派を軍事支援へ
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【6月14日 AFP】(一部更新)米政府は13日、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権が化学兵器を使って最大150人の反体制派戦闘員を殺害したとの結論に達したことを明かし、反体制派への軍事支援を行う方針を表明した。
ベン・ローズ(Ben Rhodes)米大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は「われわれの情報機関は、アサド政権が昨年、反体制派に対して、神経ガスのサリンを含む化学兵器を、小規模だが複数回使用したと推定している」と述べ、また「推定では、シリア国内で検知された化学兵器攻撃により、現在までに100~150人が死亡した」とも付け加えた。
ローズ補佐官によると、化学兵器の使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と呼び警告していたバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、反体制派に対する支援の増強を決定。これには、反体制派の組織「最高軍事評議会(Supreme Military Council)」に対する直接的な支援や、「軍事支援」が含まれるというが、ローズ補佐官はそれ以上の具体的な内容は明らかにしていない。
同補佐官はまた、反体制派への武器の提供を米政府が検討しているかどうかにも触れなかったが、「オバマ大統領はこれらの事案について数週間以内に議会と話し合う予定」と述べた。また、シリア上空での飛行禁止空域の設定についても決定していないとした。(c)AFP
ベン・ローズ(Ben Rhodes)米大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は「われわれの情報機関は、アサド政権が昨年、反体制派に対して、神経ガスのサリンを含む化学兵器を、小規模だが複数回使用したと推定している」と述べ、また「推定では、シリア国内で検知された化学兵器攻撃により、現在までに100~150人が死亡した」とも付け加えた。
ローズ補佐官によると、化学兵器の使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と呼び警告していたバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、反体制派に対する支援の増強を決定。これには、反体制派の組織「最高軍事評議会(Supreme Military Council)」に対する直接的な支援や、「軍事支援」が含まれるというが、ローズ補佐官はそれ以上の具体的な内容は明らかにしていない。
同補佐官はまた、反体制派への武器の提供を米政府が検討しているかどうかにも触れなかったが、「オバマ大統領はこれらの事案について数週間以内に議会と話し合う予定」と述べた。また、シリア上空での飛行禁止空域の設定についても決定していないとした。(c)AFP