カナダ、シリア反体制派への武器供与に反対
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【5月29日 AFP】カナダのジョン・ベアード(John Baird)外相は28日、欧州連合(EU)がシリア反体制派に武器を供与すれば「さらなる暴力と死、破壊を招くだろう」と述べ、周辺諸国に混乱が広がる危険性もあると警告した。
EUは27日夜、多くの議論を重ねた結果、英国とフランスの強い支持のもと、シリア反体制派への武器供与のためにシリアへの武器禁輸制裁を解除することで合意した。
これについてベアード外相は、記者団に対し「私の確固たる見解は、政治的な解決のみが、シリアの人々の苦しみを終わらせる唯一の方法だということだ」と述べ、「国と地域に大量の武器を送り込むことは、さらなる暴力と死、破壊を招くだろう。故にカナダは(EUに)後続する考えを持っていない」と表明した。
またベアード外相は「われわれが強く懸念しているのは、反体制派の一部に入り込んだイスラム過激派の数だ。われわれの観点ではそれは改善ではなく悪化だ」と付け加えた。(c)AFP
EUは27日夜、多くの議論を重ねた結果、英国とフランスの強い支持のもと、シリア反体制派への武器供与のためにシリアへの武器禁輸制裁を解除することで合意した。
これについてベアード外相は、記者団に対し「私の確固たる見解は、政治的な解決のみが、シリアの人々の苦しみを終わらせる唯一の方法だということだ」と述べ、「国と地域に大量の武器を送り込むことは、さらなる暴力と死、破壊を招くだろう。故にカナダは(EUに)後続する考えを持っていない」と表明した。
またベアード外相は「われわれが強く懸念しているのは、反体制派の一部に入り込んだイスラム過激派の数だ。われわれの観点ではそれは改善ではなく悪化だ」と付け加えた。(c)AFP