【5月16日 AFP】ナイジェリア軍は15日、イスラム過激派が一部地域を支配する北東部への「大規模な」部隊配備を開始したと発表した。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた別の軍隊筋によると、同地域には戦闘機も配備されるといい、ナイジェリア政府が自国内で空爆を行う可能性も出ている。

 同国のグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領は14日夜のテレビ演説で、非常事態を宣言するとともに、イスラム過激派ボコ・ハラム(Boko Haram)の拠点となっているボルノ(Borno)州の一部が同過激派に掌握されたことを初めて認めている。

 軍の声明は「ナイジェリア軍は、国境地域からテロリストの拠点を排除するための作戦を開始した。作戦は大規模な兵員などの展開を含み、国家の領土保全を確立する目的で行われる」と述べた。(c)AFP/Ola Awoniyi