【5月3日 AFP】チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官は2日、内戦が続くシリアで政権打倒に向け戦っている反体制派に対し、米国政府が武器を提供することについて検討中であることを明らかにした。米政府はこれまで、武器支援を否定していた。

 ただ、ヘーゲル長官は記者団に対し、「国際社会におけるパートナーと協調しながら、複数の選択肢の中で何が最善であるか検討することには賛成だ」とする一方で、この問題に関する結論はまだ出ていないとして、自身の考えについては明言を避けた。

 一方、メキシコ(Mexico)を訪問中のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は記者会見で長官の発言について問われ、「あらゆる選択肢について検討中だと表明してきた」と述べた。(c)AFP/Dan De Luce