【5月1日 AFP】(一部更新)シリア首都ダマスカス(Damascus)中心部のマルジェ(Marjeh)地区で4月30日、爆弾攻撃があり、少なくとも13人が死亡した。

 同市では29日にワイル・ハラキー(Wael al-Halqi)首相を狙ったとみられる自動車爆弾攻撃があったばかり。国営テレビは今回の爆破について、「卑劣なテロリスト」による犯行で、13人が死亡、70人が負傷したと伝えた。一方、シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によれば、爆弾攻撃があったのは内務省の近くで、死者は民間人9人と治安要員5人の計14人とされている。

■ヒズボラ、シリア介入認める

 一方、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ(Hezbollah)の指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師は4月30日、同組織の強力な民兵部隊がシリア国内でバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権側について戦闘に加担していることを認めた。

 ナスララ師はテレビ放送された演説で、シリア反体制派はかねてから「レバノン人が住む村々を占領する準備」を進めており、「シリア軍を助けるために必要な支援を可能な限り全て提供するのは当然」と述べた。(c)AFP