【3月20日 AFP】イラク戦争開戦から10年目を翌日に控えた19日、主に首都バグダッド(Baghdad)のシーア派(Shiite)地域で爆発や襲撃が相次ぎ、52人が死亡、170人以上が負傷した。

 この日は少なくとも20件の爆発事件と複数の襲撃事件が発生。76人が死亡した昨年9月9日に次ぐ犠牲者数となり、イラクの治安情勢がいまだに不安定なことが浮き彫りになった。イラク戦争開戦以来11万2000人を超える市民が犠牲となっている。

 国内では3年ぶりとなる地方選挙が4月20日に予定されているが、候補者の殺害予告が出されるなど治安情勢が悪化しているため、アンバル(Anbar)州とニナワ(Nineveh)州では選挙が延期となっている。(c)AFP/Ammar Karim and Mohamad Ali Harissi