【2月7日 AFP】マリへの軍事介入を行っているフランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は6日、パリ(Paris)で記者団に対し、3月中に仏軍部隊の縮小を開始し、4月までに国連(UN)への引き継ぎを完了することを目指していると述べた。

 マリではすでにアフリカ諸国主導の軍事部隊「アフリカ国際マリ支援部隊(African-led International Support Mission in MaliAFISMA)」が活動しているが、ファビウス外相は、この部隊が国連の部隊としてマリの治安維持に当たるだろうと述べた。

「安全面が保証され次第、組織の構造は変えずに平和維持活動という枠組みの中で継承されるだろう。そうすることで国連の予算で活動できるという利点もある」(ファビウス外相)

 同外相はまた、任務を国連に引き継いだ後も仏軍は完全には撤退せず「テロリスト」の捜索に的を絞ると述べると同時に、仏軍を永遠にマリにとどまらせるつもりはないと強調した。(c)AFP