【2月5日 AFP】ミャンマー政府と同国北部カチン(Kachin)州の反政府組織カチン独立機構(Kachin Independence OrganisationKIO)は4日、中国雲南(Yunnan)省の国境沿いの都市、瑞麗(Ruili)で和平交渉を行い、共同声明を発表した。

 共同声明によると、両者は対話のチャンネルの構築や軍事的緊張の緩和、停戦を目指した監視制度の構築について話し合った。また、オブザーバー参加の下で月内に再度、協議を行うことで合意した。

 KIOの交渉団代表、Sung Lyut Gam氏は5日、AFPの取材に、今回の和平協議が紛争解決に向けて限られた進展しかなかったと語り、見通しは不透明であるものの、今後の協議継続に期待していると述べた。

 4日の会合には、オブザーバーとして中国政府高官と少数民族のシャン人、カレン人の代表も出席した。(c)AFP