【1月31日 AFP】シリア・アレッポ(Aleppo)では30日、市内を流れる川で前日に発見された若い男性78人の葬儀が行われた。遺体はすべて、まるで処刑されたように1発の銃弾で殺されていた。反政府派は殺害を政府軍によるものとして非難しているが、当局は、イスラム聖戦士集団「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」の仕業だと主張している。

 反政府派は30日、「国際社会の無為」がバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領率いる政権に国民殺害の許可を与えているとして各国を糾弾。シリア問題をめぐる国連(UN)とアラブ連盟(Arab League)のラクダール・ブラヒミ(Lakhdar Brahimi)合同特別代表も同日、「これまでになく恐ろしい状況に発展した」として、国連安全保障理事会(UN Security Council)に大虐殺を止めるための迅速な対応を求めた。(c)AFP