【10月11日 AFP】インドネシアのバリ(Bali)島警察幹部は10日、2002年に起きたバリ島爆弾テロ事件の追悼式を狙った攻撃計画について「信頼できる情報」を得たことを明らかにし、最高レベルの厳戒態勢を敷いたと述べた。式典は事件から10年目となる10月12日に行われる。

 同警察幹部はAFPに「信頼できる情報によると、テロリストがバリ島での爆弾テロの追悼式を狙ったテロ攻撃を計画している」と述べた。

 バリ島爆弾テロ事件はイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(Jemaah IslamiyahJI)が混雑したナイトスポット2か所を狙ったもので、オーストラリア人88人を含む202人が死亡した。 ジェマ・イスラミアは国際テロ組織アルカイダ(Al-Quaeda)と関連がある。

 警察は、狙撃部隊や重武装の特殊部隊、情報機関の要員を含む1000人規模の人員を警備に投入した。上述の警察幹部は、空港や港など、バリに入る全てのポイントで最高レベルの警戒態勢が敷かれており、追悼式までの数日間は会場へのアクセスを厳重に規制し、全ての入口に警察犬や爆発物検知器を配置すると説明した。 (c)AFP/Angela Dewan