「シリアに国内避難民のキャンプ設置を」、トルコ外相が安保理に要請
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【8月31日 AFP】内戦状態にあるシリアの隣国トルコのアフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)外相は30日、国連安全保障理事会(UN Security Council)に対し、シリア難民の受け入れが難しくなっていると述べ、シリアに国内避難民のためのキャンプを設置するよう訴えた。
ダウトオール外相によれば、トルコに設置された難民キャンプにはすでに8万人以上のシリア人が収容されており、さらに1万人が国境で受け入れを待っている状況だという。この問題に対しトルコ政府は、すでに3億ドル(約236億円)以上を投じており、1日あたり約4000人が入国している現状に「極めて困難」な対応を迫られている。
ダウトオール外相は国連安保理に対し、「国連はシリア国内に避難民のためのキャンプを即時設置するべきだ。言うまでもなく、キャンプでの安全は確保される必要がある」と述べた。
一方の国連当局は、軍に保護された安全区域を設置することにより、人道支援に当たる人々の中立性が脅かされることを懸念している。
英国のウィリアム・ヘイグ(William Hague)外相とフランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は、特別区域の設置には外交・法律・軍事の各面で大きな障害があるとの見解を示したが、将来的な設置の可能性については否定しなかった。(c)AFP/Tim Witcher
ダウトオール外相によれば、トルコに設置された難民キャンプにはすでに8万人以上のシリア人が収容されており、さらに1万人が国境で受け入れを待っている状況だという。この問題に対しトルコ政府は、すでに3億ドル(約236億円)以上を投じており、1日あたり約4000人が入国している現状に「極めて困難」な対応を迫られている。
ダウトオール外相は国連安保理に対し、「国連はシリア国内に避難民のためのキャンプを即時設置するべきだ。言うまでもなく、キャンプでの安全は確保される必要がある」と述べた。
一方の国連当局は、軍に保護された安全区域を設置することにより、人道支援に当たる人々の中立性が脅かされることを懸念している。
英国のウィリアム・ヘイグ(William Hague)外相とフランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は、特別区域の設置には外交・法律・軍事の各面で大きな障害があるとの見解を示したが、将来的な設置の可能性については否定しなかった。(c)AFP/Tim Witcher