【8月29日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は、現地時間29日にテレビ放送される予定のインタビューの中で、シリア全土で起きている反体制派との戦闘を終結させるにはまだ時間が必要だと語った。

 政権寄りの民間テレビ局Al-Duniaに出演したアサド大統領は、シリア国内に国内避難民を受け入れるための緩衝地帯を設置するというトルコの提案についても一蹴した。

「(シリア情勢については)ワンフレーズでまとめることができる。われわれは前進しており、各地の状況は改善しているが、依然として勝利はしておらず、まだ時間がかかる」とアサド氏は語った。「緩衝地帯案については、第1に議題になっていない。第2に、それはシリアの敵と敵対的な国々による非現実的なアイデアだ」

 さらにアサド氏は政権離脱者らを冷笑し、「(彼らの離脱は)第1に政府の自浄であり、広く考えて国の自浄である」と語った。

 Al-Duniaテレビは、日本時間30日午前3時にアサド大統領のインタビューをノーカットで放送する予定だ。(c)AFP