米国人ジャーナリストが行方不明、首都に向かい消息絶つ シリア
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【8月24日 AFP】激しい戦闘が続いているシリアで、米国人ジャーナリストの行方が1週間以上分からなくなっていることが23日明らかになった。
消息が途絶えたのは反体制蜂起を取材していたフリーランスの記者兼カメラマン、オースティン・タイス(Austin Tice)さん(31)。タイスさんが取材を請け負っていた米日刊紙ワシントン・ポスト(Washington Post)と米新聞グループ大手マクラッチー(McClatchy)が、タイスさんと連絡が取れなくなったと23日に報じた。
ワシントン・ポストによれば、タイスさんは5月にトルコからシリア入りし、反体制派の戦闘員らと行動を共にした後、今月になって首都ダマスカス(Damascus)での戦闘の取材に向かった。だが「それ以来、家族もタイスさんと仕事をしていた編集者らも連絡が取れていない」という。
タイスさんは1月に戦場特派員となる前、米海兵隊の大尉としてアフガニスタンとイラクに派遣された経歴を持つ。
■政権側の民兵組織が2人拘束と自由シリア軍幹部
シリアでは今月20日に日本人ジャーナリスト、山本美香(Mika Yamamoto)さん(45)がアレッポ(Aleppo)で取材中に襲撃されて死亡し、同じ襲撃で3人の外国人ジャーナリストが行方不明になった。
レバノンのテレビ局アルジャディード(Al-Jadeed)によると、行方不明になっていた同社のジャーナリストは既にシリアを出国した。だが米政府が資金援助しているテレビ局アルフーラ(Al-Hurra)所属のパレスチナ人記者とトルコ人カメラマン2人の行方は依然として分かっていない。
アレッポにいる反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)幹部は21日、2人は山本さんが亡くなったのと同じアレッポのスレイマンハラビ(Suleyman al-Halabi)地区で政権側の民兵組織シャビハ(Shabiha)に捕らえられ、アラブ人は負傷したがトルコ人は無傷だとAFPに語った。AFPはこの情報を独自に確認できていない。(c)AFP
消息が途絶えたのは反体制蜂起を取材していたフリーランスの記者兼カメラマン、オースティン・タイス(Austin Tice)さん(31)。タイスさんが取材を請け負っていた米日刊紙ワシントン・ポスト(Washington Post)と米新聞グループ大手マクラッチー(McClatchy)が、タイスさんと連絡が取れなくなったと23日に報じた。
ワシントン・ポストによれば、タイスさんは5月にトルコからシリア入りし、反体制派の戦闘員らと行動を共にした後、今月になって首都ダマスカス(Damascus)での戦闘の取材に向かった。だが「それ以来、家族もタイスさんと仕事をしていた編集者らも連絡が取れていない」という。
タイスさんは1月に戦場特派員となる前、米海兵隊の大尉としてアフガニスタンとイラクに派遣された経歴を持つ。
■政権側の民兵組織が2人拘束と自由シリア軍幹部
シリアでは今月20日に日本人ジャーナリスト、山本美香(Mika Yamamoto)さん(45)がアレッポ(Aleppo)で取材中に襲撃されて死亡し、同じ襲撃で3人の外国人ジャーナリストが行方不明になった。
レバノンのテレビ局アルジャディード(Al-Jadeed)によると、行方不明になっていた同社のジャーナリストは既にシリアを出国した。だが米政府が資金援助しているテレビ局アルフーラ(Al-Hurra)所属のパレスチナ人記者とトルコ人カメラマン2人の行方は依然として分かっていない。
アレッポにいる反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)幹部は21日、2人は山本さんが亡くなったのと同じアレッポのスレイマンハラビ(Suleyman al-Halabi)地区で政権側の民兵組織シャビハ(Shabiha)に捕らえられ、アラブ人は負傷したがトルコ人は無傷だとAFPに語った。AFPはこの情報を独自に確認できていない。(c)AFP