【8月21日 AFP】政府軍と反体制派の激しい戦闘が続いているシリア・アレッポ(Aleppo)で20日、取材にあたっていた日本人女性ジャーナリストが死亡したと、英国に拠点を置くNGO、シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が発表した。

 武装勢力が動画共有サイト、ユーチューブ(YouTube)に投稿した動画には室内に横たえられた女性が写っており、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領側の部隊と連携している民兵に殺害された日本人ジャーナリストの遺体だと説明された。

 この動画では女性の右腕に大きな傷があるのを見ることができた。女性の横にはアジア人のように見える男性がいて医療支援を求めていた。AFPはこの動画や動画に含まれる情報の信頼性を独自には確認できていないが、事実とすれば2011年3月以降、シリアで死亡した外国人ジャーナリストは4人になる。

 シリア人権監視団によると、この他にレバノン人女性、米国の報道機関のために働いている男性、トルコ人1人の3人のジャーナリストが行方不明になっているという。(c)AFP