【8月15日 AFP】松原仁(Jin Matsubara)国家公安委員長と羽田雄一郎(Yuichiro Hata)国土交通相は終戦記念日の15日午前、東京・九段の靖国神社(Yasukuni Shrine)を参拝した。2009年に民主党政権になって以来、終戦記念日に閣僚が靖国神社に参拝するのは初めて。

 時事通信(Jiji Press)によると、松原氏は記者団に「私的な参拝だ。一人の日本人として自分の信条に従った」と述べた。

 竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)や尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)の領有権をめぐり、日本と韓国、中国との関係が緊張する中、そうした近隣諸国が日本の軍国主義の象徴とみなす靖国神社への閣僚参拝に反発するのは必至だ。

 前週には日韓が領有権を主張して対立する竹島を韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領が訪問している。(c)AFP/Shingo Ito