政府軍がアレッポ・サラヘディン地区を奪回、シリア国営通信
このニュースをシェア
【8月9日 AFP】国営シリア・アラブ通信(SANA)は8日午後、政府軍が同日アレッポ(Aleppo)への攻撃を開始し、反体制派が制圧していたサラヘディン(Salaheddin)地区を奪回したと報じた。政府軍はアレッポ周辺に部隊を集結させ、本格的な攻撃に踏み切る姿勢を示していた。
シリア・アラブ通信によると政府軍はサラヘディン地区で多数の「武装テロリスト」を殺傷して反体制派に大きな打撃を与え、同地区を完全に制圧したという。政府軍は外国人を含む反体制派の戦闘員を多数拘束するとともに大量の武器も押収し、投降した者も多かったとしている。
一方、反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)の報道官はAFPにインターネット電話スカイプ(Skype)で、戦車や戦闘機、迫撃砲も使った「野蛮な攻撃」を受けてサラヘディン地区を奪われたことは認めたものの、その後他の地区から増援を受けて反撃し、同地区の一部を再奪回したと語った。
この報道官は他の地区でも戦闘になったが、サラヘディンは政府軍、反体制派の双方にとって象徴的な場所になっていると指摘した。
シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は、この日アレッポで民間人17人、反体制派の10人、兵士10人の死亡が確認されたが、激しい戦闘のため十分に確認できていないため実際の死者はこれよりもはるかに多いとみられると発表した。
これまでに確認されたシリア全土の死者は7日が225人、8日が162人だった。7日の死者数は1年5か月前にシリアの反体制行動が始まってからでは最悪の規模だった。(c)AFP
シリア・アラブ通信によると政府軍はサラヘディン地区で多数の「武装テロリスト」を殺傷して反体制派に大きな打撃を与え、同地区を完全に制圧したという。政府軍は外国人を含む反体制派の戦闘員を多数拘束するとともに大量の武器も押収し、投降した者も多かったとしている。
一方、反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)の報道官はAFPにインターネット電話スカイプ(Skype)で、戦車や戦闘機、迫撃砲も使った「野蛮な攻撃」を受けてサラヘディン地区を奪われたことは認めたものの、その後他の地区から増援を受けて反撃し、同地区の一部を再奪回したと語った。
この報道官は他の地区でも戦闘になったが、サラヘディンは政府軍、反体制派の双方にとって象徴的な場所になっていると指摘した。
シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は、この日アレッポで民間人17人、反体制派の10人、兵士10人の死亡が確認されたが、激しい戦闘のため十分に確認できていないため実際の死者はこれよりもはるかに多いとみられると発表した。
これまでに確認されたシリア全土の死者は7日が225人、8日が162人だった。7日の死者数は1年5か月前にシリアの反体制行動が始まってからでは最悪の規模だった。(c)AFP