シリア政府軍が「首都制圧」 発表、反体制派は奇襲作戦の方針示す
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【8月5日 AFP】シリア反体制派が北部アレッポ(Aleppo)で政府軍の激しい砲撃を受ける中、政府軍の准将は4日、首都ダマスカス(Damascus)市内で反体制派の最後の拠点だったタダムン(Tadamun)地区を奪還し、首都を制圧したと語った。
内戦状態にある同国では17か月近くで2万1000人以上が死亡したとされ、前日には国連が停戦調停の失敗に遺憾の意を表明した。
准将は激しい戦闘後に同地区付近に立ち入った記者団に対し、政府軍が同地区を奪還して首都全域を支配下に置いたと述べた。准将は名前を明らかにしていない。
一方、反体制派の活動家レナ・シャミ(Lena al-Shami)氏は、レバノンの首都ベイルート(Beirut)からスカイプでAFP通信に対し、「自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)」が同地区から撤退したと語った。FSAは今後、政権側の重要な標的に対して奇襲攻撃を実施する方針という。
タダムン地区はヤルムーク(Yarmuk)のパレスチナ難民キャンプと境界を接し、シリア人とパレスチナ人の双方の拠点。しかし現在は人影がなく荒廃しており、建物の屋根の間には電線が垂れ、道路の舗装もひどく損傷している。(c)AFP
内戦状態にある同国では17か月近くで2万1000人以上が死亡したとされ、前日には国連が停戦調停の失敗に遺憾の意を表明した。
准将は激しい戦闘後に同地区付近に立ち入った記者団に対し、政府軍が同地区を奪還して首都全域を支配下に置いたと述べた。准将は名前を明らかにしていない。
一方、反体制派の活動家レナ・シャミ(Lena al-Shami)氏は、レバノンの首都ベイルート(Beirut)からスカイプでAFP通信に対し、「自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)」が同地区から撤退したと語った。FSAは今後、政権側の重要な標的に対して奇襲攻撃を実施する方針という。
タダムン地区はヤルムーク(Yarmuk)のパレスチナ難民キャンプと境界を接し、シリア人とパレスチナ人の双方の拠点。しかし現在は人影がなく荒廃しており、建物の屋根の間には電線が垂れ、道路の舗装もひどく損傷している。(c)AFP