第2次大戦の米軍飛行艇から70年ぶり遺骨帰る、カナダ沖
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【8月2日 AFP】第2次世界大戦中にカナダ沖に墜落し、近年まで誰にも見つからず海中に眠っていた米空軍の飛行艇から、70年を経て乗組員5人の遺骨と遺品が回収された。ピーター・オドノヒュー(Peter O'Donohue)駐カナダ米国総領事が7月31日、AFPの取材に明らかにした。
この飛行艇は「カタリナ(Catalina)」の愛称で知られる水陸両用の「PBY-5A」。1942年11月2日にモントリオール(Montreal)の北東1000キロメートルにあった航空基地を離陸した直後、悪天候に巻き込まれ墜落。乗員9人のうち4人は脱出に成功し、荒波の中をボートで救出に向かった地元漁師によって救出されたが、残る5人は艇内に閉じ込められたまま命を落とした。
飛行艇の残骸は2009年、カナダ東部ケベック(Quebec)州セントローレンス湾(Gulf of Saint Lawrence)で海中調査を行っていた考古学者らが偶然発見。今年7月、5人の遺骨捜索のため米軍兵士50人が派遣されていた。オドノヒュー総領事によれば、飛行艇は水深40メートルの海底に仰向けに横たわっていたという。(c)AFP
この飛行艇は「カタリナ(Catalina)」の愛称で知られる水陸両用の「PBY-5A」。1942年11月2日にモントリオール(Montreal)の北東1000キロメートルにあった航空基地を離陸した直後、悪天候に巻き込まれ墜落。乗員9人のうち4人は脱出に成功し、荒波の中をボートで救出に向かった地元漁師によって救出されたが、残る5人は艇内に閉じ込められたまま命を落とした。
飛行艇の残骸は2009年、カナダ東部ケベック(Quebec)州セントローレンス湾(Gulf of Saint Lawrence)で海中調査を行っていた考古学者らが偶然発見。今年7月、5人の遺骨捜索のため米軍兵士50人が派遣されていた。オドノヒュー総領事によれば、飛行艇は水深40メートルの海底に仰向けに横たわっていたという。(c)AFP