シリア軍によるアレッポでの虐殺に懸念、米国務省報道官
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【7月27日 AFP】米国務省のビクトリア・ヌーランド(Victoria Nuland)報道官は26日、政府軍と反体制派の戦闘が続いているシリア第2の都市アレッポ(Aleppo)で、シリア政府軍が「虐殺」の準備を進めているのではないかという懸念を表明した。
同報道官は「攻撃ヘリだけでなく固定翼機も投入されるなど戦闘は激化している。アレッポ周辺に戦車部隊が集結していることは攻撃の準備と思われ、懸念している」と述べた。
その一方で同報道官は、北大西洋条約機構(NATO)による飛行禁止空域の設定のもと反体制派がムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐派と戦ったリビアとは異なり、シリア国民の大多数は外国の軍事介入や国内への武器流入を望んでいないと指摘。米国はシリア反体制派に通信装置など殺傷能力のない物資を提供して支援を続けるものの、武器の提供は考えていないと述べた。(c)AFP
同報道官は「攻撃ヘリだけでなく固定翼機も投入されるなど戦闘は激化している。アレッポ周辺に戦車部隊が集結していることは攻撃の準備と思われ、懸念している」と述べた。
その一方で同報道官は、北大西洋条約機構(NATO)による飛行禁止空域の設定のもと反体制派がムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐派と戦ったリビアとは異なり、シリア国民の大多数は外国の軍事介入や国内への武器流入を望んでいないと指摘。米国はシリア反体制派に通信装置など殺傷能力のない物資を提供して支援を続けるものの、武器の提供は考えていないと述べた。(c)AFP