【7月2日 AFP】ケニアのガリッサ(Garissa)で1日、武装集団が教会2か所を襲撃し、17人が死亡、数十人が負傷した。

 襲撃されたのはカトリックとアフリカ内陸教会(Africa Inland Church)の施設。目だし帽をかぶった男らが各教会の入り口に立つ武装警察官2人を射殺した後、礼拝のためにに訪れていた信者らに対して手りゅう弾を爆発させるなどして攻撃した。

 目撃者の情報によると、教会内部には遺体が散乱し床は血だらけだったという。

 ケニア赤十字によると、少なくとも40人が病院に搬送され、うち数人は重体だという。また犠牲者には子ども3人が含まれているとの報道もある。

 ソマリアとの国境から約140キロに位置するガリッサは、ソマリア系のイスラム教徒が住民の多数を占める。

 ケニア以外では、ナイジェリアでも過去数か月間に教会への攻撃が相次ぎ、キリスト教徒ら数十人が死亡している。(c)AFP