停戦監視団が入ったシリアで激しい戦闘
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【4月17日 AFP】バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権と反体制派の間の停戦を監視する国連(UN)監視団の先遣隊が前日に到着したばかりのシリアで16日、政府軍が各地で反体制派に対する攻撃を行った。
シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、北西部のイドリブ(Idlib)で政府軍と反体制派の戦闘で、少なくとも12人の民間人が死亡した。中部の都市ホムス(Homs)では政府軍の砲撃が続いた。
シリア人権監視団は、13か月におよぶ戦闘でこれまでに民間人7972人、政府軍と反体制派の3145人の計1万1117人が死亡したとしている。反体制派戦闘員の死者は600人未満だという。停戦が発効した12日午前6時(日本時間同日正午)以降だけでも、主に民間人の少なくとも55人が死亡したという。
国連とアラブ連盟(Arab League)のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長は、200人を超える国連監視団をシリアに送りたいとしているが、スーザン・ライス(Susan Rice)米国連大使は16日、シリアで戦闘が激化すれば本格的な監視団の派遣は難しくなるという考えを示した。(c)AFP
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シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、北西部のイドリブ(Idlib)で政府軍と反体制派の戦闘で、少なくとも12人の民間人が死亡した。中部の都市ホムス(Homs)では政府軍の砲撃が続いた。
シリア人権監視団は、13か月におよぶ戦闘でこれまでに民間人7972人、政府軍と反体制派の3145人の計1万1117人が死亡したとしている。反体制派戦闘員の死者は600人未満だという。停戦が発効した12日午前6時(日本時間同日正午)以降だけでも、主に民間人の少なくとも55人が死亡したという。
国連とアラブ連盟(Arab League)のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長は、200人を超える国連監視団をシリアに送りたいとしているが、スーザン・ライス(Susan Rice)米国連大使は16日、シリアで戦闘が激化すれば本格的な監視団の派遣は難しくなるという考えを示した。(c)AFP
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