ホムスで死亡の米国人記者、「靴を取りに行った」 英紙
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シリア・ホムス(Homs)のババアムル(Baba Amr)地区にある反体制派のメディアセンターで、砲撃で死亡した記者2人の遺体の前で話すシリア人男性。動画サイト・ユーチューブ(YouTube)に投稿された動画より(2012年2月22日撮影)。(c)AFP/YOUTUBE
![ホムスで死亡の米国人記者、「靴を取りに行った」 英紙](https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/4/3/810wm/img_4354d3f92ff382b7e53a06611b89e30380011.jpg)
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【2月26日 AFP】シリアのホムス(Homs)で死亡した英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)の米国人戦争特派員、メリー・コルビン(Marie Colvin)記者は、逃げるために靴を取りに向かったところで砲撃を受けたと、同紙が伝えた。
サンデー・タイムズ紙は、砲撃当時の詳しい状況を初めて説明。建物の上階にロケット弾が着弾した際、記者団は1階におり、当初は無傷だったが、コルビン氏は逃げるために靴を取りにホールに向かったという。コルビン氏ら記者団は、ホムスの反体制派のプレスセンターの建物に入る際、現地の慣習にならって靴を脱いでいた。
そしてコルビン氏がホールに着いた瞬間、ロケット弾が建物正面に着弾し、コルビン氏とフランス人報道写真家のレミ・オシュリク(Remi Ochlik)氏ががれきの下敷きとなった。
■コルビン氏の遺体は現地埋葬か
コルビン氏の母親のローズマリーさんは25日、米CNNテレビのインタビューに対し、遺体収容作業はあまりに危険がともなうため、コルビン氏はシリアで埋葬される可能性が高いと語った。
「きのうの時点で、今日がおそらく(遺体収容が可能な)最後の日になるだろうと告げられた」と、ローズマリーさんは語った。
■赤十字の交渉は失敗に
シリアのバッシャール・アサド(Bashar Al-Assad)政権軍がホムスのババアムル(Baba Amr)地区への砲撃を再開する中、赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)は同日、記者団と負傷したシリア人をホムスから退避させる交渉が失敗したと発表した。
砲撃では他にも、コルビン氏に同行したフランス人記者のエディット・ブービエ(Edith Bouvier)氏と英国人報道写真家ポール・コンロイ(Paul Conroy)氏が負傷。英政府は22日、在ロンドン(London)シリア大使を召喚し、シリア当局に「記者らの遺体の本国送還をただちに手配」するとともに、コンロイ氏への治療を行うことを要求していた。(c)AFP
【関連記事】
・シリア・ホムス、米記者と仏カメラマンが砲撃で死亡
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・赤十字がシリア・ホムスの負傷者救出へ
サンデー・タイムズ紙は、砲撃当時の詳しい状況を初めて説明。建物の上階にロケット弾が着弾した際、記者団は1階におり、当初は無傷だったが、コルビン氏は逃げるために靴を取りにホールに向かったという。コルビン氏ら記者団は、ホムスの反体制派のプレスセンターの建物に入る際、現地の慣習にならって靴を脱いでいた。
そしてコルビン氏がホールに着いた瞬間、ロケット弾が建物正面に着弾し、コルビン氏とフランス人報道写真家のレミ・オシュリク(Remi Ochlik)氏ががれきの下敷きとなった。
■コルビン氏の遺体は現地埋葬か
コルビン氏の母親のローズマリーさんは25日、米CNNテレビのインタビューに対し、遺体収容作業はあまりに危険がともなうため、コルビン氏はシリアで埋葬される可能性が高いと語った。
「きのうの時点で、今日がおそらく(遺体収容が可能な)最後の日になるだろうと告げられた」と、ローズマリーさんは語った。
■赤十字の交渉は失敗に
シリアのバッシャール・アサド(Bashar Al-Assad)政権軍がホムスのババアムル(Baba Amr)地区への砲撃を再開する中、赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)は同日、記者団と負傷したシリア人をホムスから退避させる交渉が失敗したと発表した。
砲撃では他にも、コルビン氏に同行したフランス人記者のエディット・ブービエ(Edith Bouvier)氏と英国人報道写真家ポール・コンロイ(Paul Conroy)氏が負傷。英政府は22日、在ロンドン(London)シリア大使を召喚し、シリア当局に「記者らの遺体の本国送還をただちに手配」するとともに、コンロイ氏への治療を行うことを要求していた。(c)AFP
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