【2月24日 AFP】イラク各地で23日、自動車爆弾攻撃などが相次ぎ、少なくとも42人が死亡、250人以上が負傷した。内務省は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)による犯行とみている。

 首都バグダッド(Baghdad)のほか、中部バビル(Babil)州、イスラム教スンニ派が多い中部ディヤラ(Diyala)州、バグダッド北方のサラハディン(Salaheddin)州とニナワ(Nineveh)州、北部キルクーク(Kirkuk)で、自動車爆弾攻撃が少なくとも16件、路肩爆弾攻撃が8件、銃撃事件が数件、迫撃砲による攻撃が1件あった。

 最も被害が大きかったバグダッドでは、シーア派が多い北部のカダミヤ(Kadhimiyah)地区で自動車爆弾により6人が死亡、15人が負傷。アダミヤ(Adhamiyah)地区では銃を持った武装集団が警察の検問所を襲撃し、6人が死亡、3人が負傷した。

 ウサマ・ナジャフィ(Osama al-Nujaifi)連邦議会議長は、一連の攻撃は3月末にバグダッドで開かれるアラブ連盟(Arab League)首脳会議および政治的和解を目指した国民会議を挫くことを狙ったものとの見方を示した。(c)AFP/Salam Faraj and Mohamad Ali Harissi