国連安保理のシリア非難決議、露中が拒否権
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【2月5日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)で4日、シリア政府に対し人権侵害の即時停止を要求する決議案の採決が行われたが、ロシアと中国が拒否権を行使した。採決の数時間前には、シリア政府軍が抗議運動の拠点ホムス(Homs)を爆撃し、数百人規模の死者が出ている。
シリア決議案への拒否権行使は過去4か月で2度目になるが、これに対し国際社会では怒りの声が巻き起こっている。米政府は拒否権行使に「嫌悪感」を持ったと述べ、フランス政府はホムスでの爆撃を「人道に対する罪」と非難した。
反体制派「シリア国民評議会(Syrian National Council、SNC)」によると、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍は夜間にホムスを「無差別」に爆撃し、女性や子どもを含む少なくとも260人が死亡した。またシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は女性や子ども100人を含む237人が死亡したと述べている。負傷者は数百人に上っている。(c)AFP
【関連記事】政府軍の「虐殺」で少なくとも217人が死亡、シリア人権監視団
シリア決議案への拒否権行使は過去4か月で2度目になるが、これに対し国際社会では怒りの声が巻き起こっている。米政府は拒否権行使に「嫌悪感」を持ったと述べ、フランス政府はホムスでの爆撃を「人道に対する罪」と非難した。
反体制派「シリア国民評議会(Syrian National Council、SNC)」によると、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍は夜間にホムスを「無差別」に爆撃し、女性や子どもを含む少なくとも260人が死亡した。またシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は女性や子ども100人を含む237人が死亡したと述べている。負傷者は数百人に上っている。(c)AFP
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