【2月2日 AFP】中国政府は1日、エジプトのシナイ(Sinai)半島でベドウィン(遊牧民)の武装グループに拉致された中国人技術者25人が全員、解放されたと発表した。

 軍が保有するセメント工場で働いていた中国人たちは前月31日、工場に向かう途中で機関銃で武装した数十人のベドウィンの一団に拉致されていた。目撃者によると、中国人たちが拘束されていたテントのテントの前にはロケット発射装置が設置されていたという。

 武装グループは、2004年にイスラム武装勢力がリゾート地タバ(Taba)を襲撃した事件との関連で拘束されたベドウィン5人の釈放を要求していた。(c)AFP/Marianne Barriaux