トルコ軍空爆で35人死亡、誤爆の可能性
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【12月30日 AFP】トルコ軍は28日夜、武装組織クルド労働者党(PKK)の拠点と見られる同国南東部シュルナク(Sirnak)県の村を空爆し、クルド人35人が死亡した。これについて与党・公正発展党(AKP)は29日、「誤爆」であった可能性を認めた。
軍は28日夜、偵察機がイラク国境に向かう集団を発見したため、空爆したと発表。だがAKPのHuseyin Celik副党首は、「死亡したのは密輸業者でありテロリストではなかったようだ」と述べ、誤爆の可能性を認めた。
犠牲者が民間人であると確認された場合、クルド人の自治拡大を求めて1984年に武力闘争を開始したPKKの掃討作戦で、最悪の誤爆となる。なお、PKKの武力闘争による累計死者数は約4万5000人。PKKはトルコ政府と国際社会の大半からテロ組織に指定されている。
トルコ軍は10月、イラク国境に近いCukurcaでPKKの攻撃により兵士24人が殺害されたことを受け、イラク北部の軍事拠点を報復攻撃している。(c)AFP/Safak Timur
軍は28日夜、偵察機がイラク国境に向かう集団を発見したため、空爆したと発表。だがAKPのHuseyin Celik副党首は、「死亡したのは密輸業者でありテロリストではなかったようだ」と述べ、誤爆の可能性を認めた。
犠牲者が民間人であると確認された場合、クルド人の自治拡大を求めて1984年に武力闘争を開始したPKKの掃討作戦で、最悪の誤爆となる。なお、PKKの武力闘争による累計死者数は約4万5000人。PKKはトルコ政府と国際社会の大半からテロ組織に指定されている。
トルコ軍は10月、イラク国境に近いCukurcaでPKKの攻撃により兵士24人が殺害されたことを受け、イラク北部の軍事拠点を報復攻撃している。(c)AFP/Safak Timur