【12月23日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は22日、NATO軍機による誤爆でパキスタン軍兵士24人が死亡した問題で、NATOとパキスタン軍の双方が誤りを犯したとの調査結果を発表した。

 11月25、26両日に起きた誤爆で、米国とパキスタンの関係は一段と緊迫。NATOは声明で、犠牲者の家族に心からの哀悼の意を表した。

 NATOは「調査の結果、NATOとパキスタン軍の双方が、空爆前と空爆実施後の交戦で、場所や行動を適切に調整できなかったことが誤爆を招いた」と結論付けた。

 米国防総省は、適切な連携の欠如が誤爆の一因であり、相互の信頼感が欠けているという課題に双方が取り組む必要があるとの声明を出した。(c)AFP