【12月21日 AFP】シリアの政権側部隊が20日、同国北西部のイドリブ(Idlib)県で民間人111人を殺害したと、英国に拠点を置くシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が発表した。

 前日、同県で民間人37人、離反兵少なくとも100人が殺害されたとの報道があったが、シリア人権監視団はこの犠牲者数を修正。7月下旬に中心部の都市ハマ(Hama)に対する軍の攻撃で139人が死亡して以来、シリア国内で最も犠牲者数の多い事件となった。

 シリアへは反政府デモに対する弾圧を停止させるためにアラブ連盟の監視団が派遣される予定だが、その先遣隊の到着を控える中で今回の事件が報じられた。(c)AFP

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