【11月20日 AFP】反政府デモが続くシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は、英日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)のインタビューに応じ、必要であれば戦い、そして死ぬつもりだと宣言した。シリア政府にデモ弾圧を停止するよう求めたアラブ連盟(Arab League)の猶予期限は20日午前0時で終了を迎えた。

 期限の数時間前の19日夜には、シリア当局の弾圧で新たに17人が死亡。3月半ばにシリアで反体制デモが始まって以降の死者数は3500人を超えた。アラブ連盟は20日午前0時(日本時間同日午前7時)を弾圧中止の期日と設定し、弾圧を止めなければ制裁を行うことを決めていた。

 アサド大統領は、外国の介入に直面した場合には「断固として」シリアのために戦い、死ぬ準備があるとサンデー・タイムズ紙に語った。

 アサド大統領は、流されるシリア人の血の一滴一滴に悲しみを感じると述べた上で、シリア政府は武装した暴徒たちを追い、法と秩序を執行しなければならないと主張。「衝突は続き、シリアを支配下に置くための圧力は続く。シリアは屈服せずに、課された圧力に抵抗し続けることを誓おう」と語った。(c)AFP