【10月28日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)北部のウル(Urr)で27日、道路わきに仕掛けられた爆弾2発が爆発し、治安当局によると少なくとも10人が死亡、35人が負傷した。

 内務省によると、1発目は同日午後7時(日本時間28日午前1時)ごろに爆発。2発目は、イラクの爆弾攻撃ではよく見られる手口だが、治安部隊が現場に到着した直後に爆発した。

 内務省によると、死者の中には警官と兵士各2人が含まれている。

 なお、バグダッドの別の地区でも爆弾攻撃と銃撃戦があり、2人が死亡、13人が負傷した。

 今回の連続爆弾攻撃は、バグダッド北部サドルシティー(Sadr City)で18人が死亡、少なくとも43人が負傷した13日の連続爆弾攻撃以来、最悪となった。

 また、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が21日に駐留米軍の年内の完全撤退を発表した以降では、最悪の攻撃となった。(c)AFP/Salam Faraj