【9月14日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で13日、同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)が米大使館や北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)本部などを攻撃し、少なくとも7人が死亡した。

 現地のAFP記者は、同日午後1時半(日本時間同午後6時)ごろ、相次ぐ大きな爆発音を聞いた。10時間に大規模な爆発が少なくとも10回あった。攻撃が開始された建設中の高層ビルにはタリバン兵1人か2人が依然として潜伏するなど、事態は夜になっても収拾できていない。

 タリバンの報道官はAFPへのテキストメッセージで、ISAF本部と米大使館、アフガニスタンの情報機関、アフガニスタン国家保安局(National Directorate of SecurityNDS)などを標的にしたと述べた。

 カブールでは同日、警察と空港を狙った3件の自爆攻撃も発生した。内務省によると、一連の攻撃で警官3人と民間人4人が死亡、警官9人と民間人10人が負傷した。攻撃に参加したタリバン兵は少なくとも8人と見られるという。(c)AFP/Usman Sharifi