【9月13日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が13日、同国首都カブール(Kabul)中心部を攻撃した。米大使館の隣にある北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)本部も攻撃を受けたもようだ。

 タリバンのザビウラ・ムジャヒド(Zabiullah Mujahid)報道官はAFPへのテキストメッセージで、「本日1時(日本時間同日午後5時30分)現在、カブールのアブドゥルハク(Abdul Haq)周辺で地元と外国の情報機関施設を標的とした大規模な自爆攻撃が続いている」と述べた。

 現地のAFP記者は相次ぐ大きな爆発音を聞いた。一方警察は、1件の爆発があったことを認め、厳重な警備態勢がとられた大使館施設そばで銃撃戦があったことを確認した。

 ある西側軍事筋は「ISAF本部が現在攻撃を受けている」と述べた。ISAFの報道官は本部への攻撃については認めなかったが、「カブール中心部でいまも攻撃が続いている」と語った。

 目撃者によると、襲撃犯たちは建設中の高層ビルに陣取って治安部隊と銃撃戦をしているという。付近にはアフガニスタン国軍(Afghan National Army)の施設や建設中のマリオット(Marriott)ホテルなどがある。(c)AFP