【9月9日 AFP】米国土安全保障省(Department of Homeland Security)は8日、9.11米同時多発テロ10年に合わせ「具体的で信頼できる、未確認の脅威の情報」があるとして、警戒を呼びかけた。

 米ホワイトハウス(White House)も、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が「信頼できる未確認情報」を受け、既に強化している警戒態勢を一層強めるよう指示したと表明。また、ニューヨーク(New York)のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)も記者会見し、トンネルや橋などの要所に配置する警察官を増員していることを明らかにした。
 
 米メディア報道によると、8月に3人の不信人物が米国に入国し、トラックか乗用車に積み込んだ爆発物による攻撃を計画しているとの情報があるという。米テレビABCは、3人の出発地はアフガニスタンで、空路で米国入りしたとみられ、うち1人は米市民権を保持しているとみられるとの米政府高官の発言を伝えた。

 また、米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は対テロ対策担当の政府高官の話として、パキスタン出身の国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の戦闘員が、ワシントンD.C.(Washington D.C.)とニューヨーク(New York)を狙った連続自動車爆弾攻撃を計画している恐れがあると報じている。(c)AFP