【6月27日 AFP】アフガニスタン東部ロガル(Logar)州のパキスタン国境に近いアズラ(Azra)地区で25日、病院近くでスポーツ用多目的車(SUV)が自爆する事件があり、地元当局者によると死者は26日までに38人、負傷者は50人に達した。犠牲者の多くは産科病棟にいた女性や子どもだったという。

 また、25日、南部ウルズガン(Uruzgan)州では、8歳の少女が持っていた爆弾が入ったかばんが爆発し、少女が死亡した。内務省によると、少女は武装勢力からかばんを渡され、警察に運ぶよう頼まれていた。途中で武装勢力が爆弾を爆発させたという。ほかに死傷者はなかった。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は22日、アフガニスタン駐留米軍1万人を今年中に撤退させると発表。北大西洋条約機構(NATO)が主導する国際治安支援部隊(ISAF)も、アフガニスタン軍への治安権限移譲を7月から開始することになっている。(c)AFP/Sabawoon Amarkhail

【関連記事】
アフガン駐留米軍3万3千人を撤退へ、米大統領が演説
アフガニスタン、国際部隊からの治安権限移譲7月に開始