【6月12日 AFP】パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)にあるホテルやスーパーが入った複合施設で11日夜、数分おいて同じ場所で爆弾が連続爆発し、35人が死亡、80人以上が負傷した。

 事件が起きたのはホテルや店舗、学生寮などが集まっている複合施設カイバル・スーパーマーケット(Khyber Super Market)付近。現地時間午後11時30分ごろに最初の爆発が発生、通行人や救急隊が集まったところに2回目の爆発が起きた。2回目は自爆攻撃だったとみられている。また2回目のほうが爆発の規模が大きく、数キロ離れた地点でも爆音が聞こえたという。

 5月2日に国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者がパキスタンで、米海軍特殊部隊に殺害されて以降、相次いでいる報復攻撃の中でもとりわけ犠牲者の多い事件となった。(c)AFP