【5月24日 AFP】リビア政府によると、北大西洋条約機構(NATO)軍は24日未明、リビアの首都トリポリ(Tripoli)で大規模な空爆を行い、少なくとも3人が死亡、150人が負傷した。

 同国の最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)政権に対するNATO軍の攻撃が始まって以来、最大規模の空爆となった。

 政権報道官によると、NATO軍は政権軍を支援する部隊の兵舎に12~18回の空爆を行った。死傷者の大半は付近に住む民間人だったと主張している。

 AFP特派員は、空爆は午前1時ごろから30分以上続き、カダフィ大佐の自宅があるバブ・アジジヤ(Bab al-Aziziyah)地区でも大きな爆発音がしたと伝えている。(c)AFP