【5月15日 AFP】米軍特殊部隊の急襲作戦で殺害された国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者のパキスタンの潜伏先で押収されたコンピューターやデジタルデータの中から大量のポルノビデオが見つかった。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が取材した匿名の米高官は、押収品の中のポルノビデオの存在を認めたが、入手したり鑑賞していたのがビンラディン容疑者本人なのか、潜伏先に同居していた別の男性たちなのかについては言及を避けた。

 ビンラディン容疑者は殺害された当時、3人の妻と住んでいた。ポルノビデオが見つかったことで、アルカイダの創始者であるビンラディン容疑者の威光が傷つき、イスラム原理主義の信奉者に対する訴求力が弱まることも考えうる。

 同紙によると、2002年にビンラディン容疑者は「アメリカ国民へ」と題した書簡で、米国文化は女性の身体を搾取していると非難している。

 またABCニュースの報道によると、ある米政府高官は、これらのポルノ映像の数は膨大で、ビンラディン容疑者の寝室にあった木製の箱に隠されていたと語った。(c)AFP