【5月12日 AFP】シリアの人権活動家によると、11日、治安部隊や狙撃手が国内複数個所の反体制派の拠点を攻撃し、民間人少なくとも19人が死亡した。

 シリアの人権団体、全国人権組織(National Organisation for Human Rights)のアンマール・クラビ(Ammar Qurabi)代表によると、南部ダルアー(Daraa)の近郊の村で狙撃手が8歳の少年1人を含む13人を射殺し、近郊の別の村でも1人が死亡。中部ホムス(Homs)郊外では砲撃により5人が死亡した。 

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は、反体制派の拠点ダルアーとホムスでの「武装したテロリスト集団」との衝突で、軍に2人の死者と5人の負傷者がでたと報じた。
 
 人権団体は、国内で3月中旬に反体制デモが始まって以来、600~700人が殺害され、逮捕者も8000人以上にのぼったと主張している。(c)AFP