【5月6日 AFP】米国土安全保障省は5日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)が、米同時多発テロ事件からちょうど10年となることしの9月11日に米国内で列車を攻撃する計画を立てていたとみられることを明らかにした。

 AFPが入手した米国土安全保障省が法執行機関に出した情報によると、米軍特殊部隊がウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者を殺害した作戦が行われたパキスタンの邸宅で入手した情報から分かったという。

 これによるとアルカイダは2010年2月の時点で、ことしの9月11日に米国内の特定されていないある場所で線路に細工をして列車を脱線させ、橋の下あるいは谷底に転落させることを検討していたとみられるという。

 ただし米国土安全保障省は、これは「初期の報告」に基づいており、「急速に変化する状況のため」、この種の報告は「不正確で人を誤らせることも多く、この情報は変更されることがある」としている。(c)AFP