リビア反体制派、チュニジア国境の検問所を制圧 米軍は無人機投入へ
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【4月22日 AFP】ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)政権軍と反体制勢力の戦闘が続くリビアで、反体制勢力は21日、チュニジア国境の町ワジン(Wazin)の国境検問所を制圧した。反体制派がカダフィ軍より優位に立つのは数週間ぶり。
ワジンの国境検問所に詰めていた150~200人のカダフィ軍兵士が武器を放棄し、チュニジアに逃げ込むと、数百人の反体制勢力兵士は制圧に沸き返り、王国時代の国旗を掲げた。国境検問所には数十台の反体制派の車両が詰めかけ、ブルドーザーのバケットに乗ってパレードする兵士の姿も見られた。
リビア東部で反体制派は3週間以上にわたり劣勢にあり、特に、6週間以上戦闘が続くミスラタ(Misrata)では、数百人が命を落とすなど大きな犠牲を払った。
米国のロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官はワシントンD.C.(Washington D.C.)で記者会見し、カダフィ軍に対する多国籍軍の作戦への「控え目な貢献」として、リビアで武装無人偵察機を使う考えを示し、「A10(近接航空支援専用機)やAC130(対地攻撃機)ですら提供できないような能力を発揮するだろう」と述べた。
一方、北大西洋条約機構(NATO)軍は市民に対し、空爆の巻き添えになる恐れがあるため、政府軍に接近しすぎないよう警告した。(c)AFP/Andrea Bernardi
ワジンの国境検問所に詰めていた150~200人のカダフィ軍兵士が武器を放棄し、チュニジアに逃げ込むと、数百人の反体制勢力兵士は制圧に沸き返り、王国時代の国旗を掲げた。国境検問所には数十台の反体制派の車両が詰めかけ、ブルドーザーのバケットに乗ってパレードする兵士の姿も見られた。
リビア東部で反体制派は3週間以上にわたり劣勢にあり、特に、6週間以上戦闘が続くミスラタ(Misrata)では、数百人が命を落とすなど大きな犠牲を払った。
米国のロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官はワシントンD.C.(Washington D.C.)で記者会見し、カダフィ軍に対する多国籍軍の作戦への「控え目な貢献」として、リビアで武装無人偵察機を使う考えを示し、「A10(近接航空支援専用機)やAC130(対地攻撃機)ですら提供できないような能力を発揮するだろう」と述べた。
一方、北大西洋条約機構(NATO)軍は市民に対し、空爆の巻き添えになる恐れがあるため、政府軍に接近しすぎないよう警告した。(c)AFP/Andrea Bernardi