【4月13日 AFP】ベラルーシの治安当局は12日、12人が死亡した地下鉄爆破事件の容疑者3人を逮捕した。当局は同国政権の不安定化を狙ったものだとみている。

 爆発が起きたのは首都ミンスク(Minsk)の中心部にある地下鉄の駅。近くにはアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領の公邸もある。ミンスクでは、ロシアで頻発するような爆破攻撃はこれまでに起きたことがない。

 治安当局トップは、3人を逮捕し、取り調べを行っていると説明。逃走中の容疑者1人の似顔絵を公表すると話した。逃走中の男はスラブ系ではないとみられ、年齢は27歳くらいだという。
 
 治安当局の声明によると、今回の爆発で12人が死亡、このうち9人の身元が確認された。負傷者は149人に上るという。

 ただし当局は、テロ行為の動機をつかみかねているもよう。ルカシェンコ大統領は、外国人が関与している可能性を排除できないとの見方を示している。(c)AFP/Valery Kalinovsky

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