【3月23日 AFP】リビアで多国籍軍による空爆が続く中、中国政府は22日、リビアへの武力行使反対を改めて表明し、即時停戦を呼びかけた。

 だが、中国外務省の姜瑜(Jiang Yu)副報道局長は、中国の呼びかける停戦が、多国籍軍の空爆の中止を求めているのか、リビア政府軍と反体制勢力との停戦を呼びかけているのかについては明確にしなかった。

 副報道局長は、「われわれは、いっそうの民間人犠牲者と人道危機をもたらす危険性のある、武力の行使に反対する」と記者団に語った。

 国連安全保障理事会(United Nations Security Council)で対リビア軍事行動の決議に最も強く反対したのも、中国とロシアだった。だが、両国は拒否権を使わず、採決を棄権するにとどめている。(c)AFP

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