【3月16日 AFP】コートジボワール・アビジャン(Abidjan)郊外で15日、ローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏の支持派が築いたバリケードの前で武装した男たちが無差別発砲し、4人が死亡する事件があった。大統領選結果をめぐる混乱が続いている同国では、ここ数日暴力事件が多発している。

 目撃したココディ(Cocody)の住民によると、3人の男がタクシーでバリケードの前まで乗りつけ、マシンガンを携えて降り、通行人に無差別に発砲した。その後同じタクシーで逃走したという。

 死亡した4人の若者については、「全員バグボ支持派だった」「全員『反逆者(=アルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相側の兵士)』だった」と、目撃者の間で意見が分かれている

 同国では、前年11月の大統領選の結果をめぐり、正式な当選者であるワタラ氏の支持者と大統領職に居座り続けるバグボ氏の支持者の対立が激化しており、国連(UN)によると両派間の抗争でこれまでに400人あまりが死亡している。(c)AFP/Christophe Koffi