【3月5日 AFP】国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は4日、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐を含むリビア国籍の16人について、国際警告「武器等警告手配書(オレンジ手配書、Orange Notice)」を出した。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)がリビア政権幹部らへの金融制裁や渡航禁止などの制裁決議を採択したことを受け、インターポールは「これら個人、もしくはその資産の移動により及ぼされる加盟国への危険を警告」するため、オレンジ手配書を出した。

 インターポール声明によると、オレンジ手配書により、インターポール加盟188国・地域は「民間人を守り、リビア国籍の16人全員の渡航禁止と6人の資産凍結を実施する上で必要な措置をすべてとることができるようになる」

 また、オレンジ手配書の発行は、国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)によるリビアでの「人道に対する罪」容疑の捜査を支援するためでもあるという。(c)AFP