【2月23日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐は22日、国営テレビで演説し、反体制デモの鎮圧を軍と警察に命じるとともに、抗議大衆の容赦なき殺りくと徹底弾圧を宣言した。

 さらに、デモ隊はただちに武器を捨てるよう命令し、「さもなくば(デモ隊は)殺りくされるだろう」と警告。「この国の隅々から反体制派を一掃する」と述べた。

 カダフィ大佐は、「わたしは革命の指導者としてリビアに残る。最後の血の一滴まで戦い抜き、先祖の地で殉教者として命を全うする」と続け、「リビアはわたしの国だ」と叫んだ。

 約75分間の演説の間、カダフィ大佐は時折怒声を発したり、こぶしを突き上げたり、人差し指をテレビカメラの方に向けるなどした。

 カダフィ大佐を支持するリビア軍の元大佐は、「彼は永遠に革命の指導者であり続ける。辞任すべき公式の地位もない」とコメントした。(c)AFP

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