【2月3日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)中心部のタハリール広場(Tahrir Square)で3日早朝、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を求める反政府デモに大統領支持派が発砲し、反政府デモの参加者4人が死亡した。

 同広場で前日から続く反政府デモと大統領支持派の激しい衝突による死者は、これで計7人となった。広場近くのモスクに建てられた仮設診療所の医師によると、早朝3時間に集中したけが人の多くは銃に撃たれていた。保健省が2日に発表した負傷者数は639人だが、この医師は2日からの負傷者は1000人以上に上っていると語った。

 目撃者によると、大統領支持派が占拠している高架橋の方向から発砲され、大勢が負傷した。発砲は朝4時ごろから散発的に約2時間続いた。

 また、カスル・アイニ病院(Kasr El-Aini Hospital)に来た別の目撃者はAFPの取材に「私服警官が高架橋の方角から発砲してきた」と述べた。病院には救急車以外にも負傷者を運び込む市民の車が相次いだ。あるセダン車は中に負傷者を詰め込んだ上、ボンネットに意識を失った男性を乗せて到着した。(c)AFP/Guillaume Lavallee

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【動画】2日の衝突の映像(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)