【1月24日 AFP】エジプトのハビブ・イブラヒム・アドリ(Habib Ibrahim El Adly)内相は23日、同国北部アレクサンドリア(Alexandria)のキリスト教の教会で1日に起きた自爆事件に、パレスチナのイスラム系武装勢力「イスラム軍(Army of Islam)」が関与していたとの見解を示した。

 アドリ内相はテレビ中継された演説で、「国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりのあるイスラム軍が、教会爆破事件の背後にいる」と述べた。内相の発言の直後、イスラム軍は爆破事件への関与を否定するコメントを発表した。

 一方、エジプト内務省は同日、当局がイスラム軍と関連のあるエジプト人1人を拘束したと発表。このエジプト人はイスラム軍から接触を受け、自爆犯に協力するよう要請されたと供述しているという。

 イスラム軍は、イスラム教スンニ派の小規模な組織の1つで、初期のイスラム教の実践を取り戻そうとする厳格な思想「サラフィズム」を信奉している。

 エジプトの半国営の通信社、中東通信(MENA)は同日、この事件の死者が23人になったと伝えた。(c)AFP/Jailan Zayan

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