【12月1日 AFP】米韓両軍は1日、黄海(Yellow Sea)で11月28日から実施していた合同軍事演習を終えた。北朝鮮による韓国・延坪島(Yeonpyeong-do)への砲撃事件の直後というタイミングで実施された軍事演習は、北朝鮮に対し米韓の軍事力を誇示するものとなった。
 
 最終日となった1日、米軍の原子力空母の上空を戦闘機が飛び交い、空と海で訓練は行われた。

 韓国軍合同参謀本部によると、軍艦10隻、兵士7300人が参加したこの日の演習では、様々な脅威を想定した艦隊の護衛や軍需物資の補給訓練が行われ、両軍による軍事演習としては過去最大規模のものとなった。

 米韓両軍は、年内か2011年初頭にも合同軍事演習を実施すると発表したが、詳細は決定していないという。

 延坪島の砲撃では韓国の海兵隊員2人と民間人2人が犠牲となった。韓国では北朝鮮が再度、攻撃を仕掛けてきた場合に、厳しい軍事的反撃を求める世論が高まっている。(c)AFP/Frank Zeller