【11月12日 AFP】パキスタン経済の中心地である南部カラチ(Karachi)で11日、警察のテロ容疑者留置施設前でトラックに積んだ爆弾が爆発し、18人が死亡、130人が負傷した。武装グループが警官隊と銃撃戦を繰り広げた後、爆弾を爆発させたという。攻撃時、施設内に重要な容疑者は留置されていなかった。

 事件後、パキスタン・タリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)が犯行声明を出した。現場は、政府施設や米国領事館、ホテルなどにもほど近いカラチ中心部で、警備の厳重な地区。カラチでは政治対立に伴う暴力事件が相次いでいるが、治安組織への攻撃はまれ。(c)AFP/Hasan Mansoor