米陸軍、初の女性用戦闘服を試作
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【10月17日 AFP】女性兵士16万人を擁する米陸軍が遅ればせながら初めて、女性の体形に合わせた女性専用戦闘服を試作した。
とはいえ、迷彩服のファッション革命は期待できない。見た目の変更はわずかだ。それでも、女性用「ACU」(陸軍戦闘服、army combat uniform)の試作品を最初に着用したセークアナ・ロビンソン(Sequana Robinson)少佐いわく、どれも重要な変更だ。
「ユニセックスの軍服は、ちょっとぶかぶかだった」。ロビンソン少佐の言葉は、サイズの合わない制服を何十年もの間、苦労して着こなしてきた多くの女性兵士の気持ちを代弁しているにちがいない。
女性用に特に工夫した点は、まずバストまわりに余裕が出るようにし、肩幅は狭くした。ズボンはウエストに引きひもではなく、ゴムバンドを入れ、ウエストまわりとヒップまわりの比を女性の体形に合わせた。さらに前面、後面の凹凸も女性向けに直した。
ロビンソン少佐は当初、「女性の体形に必要以上にこだわって、着心地がきつくなるのではないか」と心配したが、試作品を着て即座にユニセックス仕様の戦闘服と交換したいと思ったと言う。「兄のズボンを借りてはいているような気はまったくしない。自分のために作られたものを着ているという感覚」。少佐は、自分の体形に合った新たな戦闘服で、兵士としてのプロ意識が高まると語った。(c)AFP/Virginie Montet
とはいえ、迷彩服のファッション革命は期待できない。見た目の変更はわずかだ。それでも、女性用「ACU」(陸軍戦闘服、army combat uniform)の試作品を最初に着用したセークアナ・ロビンソン(Sequana Robinson)少佐いわく、どれも重要な変更だ。
「ユニセックスの軍服は、ちょっとぶかぶかだった」。ロビンソン少佐の言葉は、サイズの合わない制服を何十年もの間、苦労して着こなしてきた多くの女性兵士の気持ちを代弁しているにちがいない。
女性用に特に工夫した点は、まずバストまわりに余裕が出るようにし、肩幅は狭くした。ズボンはウエストに引きひもではなく、ゴムバンドを入れ、ウエストまわりとヒップまわりの比を女性の体形に合わせた。さらに前面、後面の凹凸も女性向けに直した。
ロビンソン少佐は当初、「女性の体形に必要以上にこだわって、着心地がきつくなるのではないか」と心配したが、試作品を着て即座にユニセックス仕様の戦闘服と交換したいと思ったと言う。「兄のズボンを借りてはいているような気はまったくしない。自分のために作られたものを着ているという感覚」。少佐は、自分の体形に合った新たな戦闘服で、兵士としてのプロ意識が高まると語った。(c)AFP/Virginie Montet